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RA作業手順書の作成上の留意点


1)RA作業手順書作成の流れを下図に示します。
@まとまり作業(工種)を単位作業に分ける ・例えば、鉄筋組立て作業(まとまり作業)を単位作業に分けると、「スラブ鉄筋組立」「梁鉄筋組立」「柱鉄筋組立」等となる
A単位作業を作業ステップごとに分類する ・作業ステップ
⇒作業の変わり目または作業の一区切り
B作業ステップを最も良い順番に並べる ・最もよい順序⇒ムダな動作はないか
作業姿勢にムリはないか
ムラのある仕事となっていないか
危険な動作となっていないか
C作業ステップの「急所」を記載する ・作業ステップの急所
⇒仕事の成否を決める動作のカンやコツのことで、場合によっては具体的に数字で表現すると良い(○○cmで、○○m以内で)
D作業区分を行う ・作業区分
⇒準備作業(工具、保護具の点検等)
本作業
後始末作業(片づけ、整理整頓等)の3区分
Eリスクアセスメントを行う

2)作業手順書作成上の留意点
作業手順書は、正しい動作を促すためのマニュアルですので作成にあたっては、下記の点に留意する必要があります。(作成例参照)
 @作業の実態に合ったものであること。
 Aムダ、ムラ、ムリが生じないように作業ステップがつながるものであること。
 B作業ステップ及び急所は簡潔(15字程度)に記述すること。
 C急所の表現は、急所→主なステップとつなぐと1つの文章になるよう表現すること。
  例:作業主任者の指示のもとに(急所)→型枠を組み立てる。(主なステップ)
 D1つのステップに対する急所は、3項目以内とすること。
 E急所や災害の防止対策欄の表現は、「〜する」という肯定語で記述すること。
  *「〜しない」「〜を禁止する」などの否定語は使用しない。
 F危険性または有害性は、「〜するとき(作業ステップ)、〜するので(危険性又は有害性)、〜になる(事故の型)」と表現すること。
 G対策の検討順序は
  a)設計や計画段階の変更
  b)設備面の対策
  c)管理面の対策
  d)個人に依存する対策
とすること



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